je t'aime (F3)
Ever since the Cité internationale des arts was founded in 1965, artists have been coming from all over the world to take part in our artist-in-residence programmes. The Cité encourages cross-cultural dialogue and provides a place where artists can meet with their public and other professionals.
The Cité internationale des arts is located on two separate sites; the first is in Paris’ Marais district and the second in Montmartre. Every month, in partnership with 135 French and international organisations, the Cité’s two complementary sites welcome more than 300 artists from a wide range of disciplines for residencies lasting up to 1 year.
私は2020年3月から5月迄
創形美術学校派遣研修員としてフランスパリにある財団法人国際芸術会館 シテ・インターナショナル・デザールに滞在し制作活動を行いたしました。
この建物は、1965年フランス政府およびパリ市により設立され 世界の画家、音楽家、建築家、文学者などの活動を支援し世界で最も大規模なアーティスト滞在施設です。
創造活動に新たな展開を切り開く契機を創出することを目的とし世界中から有能な芸術家をパリに集め場所を提供しています。
入居する芸術家は館内ギャラリーでの発表や音楽家はコンサートを開催するなど自由な芸術活動を通して交流を深める場となっており、30年前に一度シテ・インターナショナル・デザール留学し、久しぶりのパリでの制作と言う事で気持ちも新たに出発しました。
今回はその当時まだほぼ未知の新型ウイルス (COVID-19)と情報も乏しく そんな中、フランスでは感染者が急拡大した時期と重なり入国後直ぐに都市封鎖(lock-down)外出禁止令が発出され全ての美術館やレストランが閉鎖となり、日常の買い物さえ 毎日許可証が必要で予想もしていなかった事態が次々と起こり、アトリエ(atelier=studio)に、ほぼ隔離状態でこもり自主制作をするしか方法がなく今回はパリの風景を描くのも一つの目標でしたが叶いませんでた。
一昨年、火災に遭ったノートルダム大聖堂が、シテ・インターナショナル・デザールからすぐ側にあるので許可証を持って見学に行きました。
無惨にもその大部分は崩れ落ち、歴史ある教会が辛うじて正面だけ佇む姿を見せていました。
私の今回の留学が自由に行動出来ない不本意な姿と重ね合せいつの日か寺院が再建されるであろう人間の力を信じ私も必ず再びパリに戻って来る気持ちを新たに決意し帰国いたしました。
今回は、そのコロナ禍&非常に短期間で描いた作品の一部をご紹介します。
artist : Nobuo Nakamura